あっ、このタイトル、そのうち行く所が無くなってどんどん大きな旅になっていく奴だ。
こう、大野雄二さんの曲が流れて……
と、いうわけでゴールデンウィークを利用して少しだけお出かけ。予算的には厳しいんですが、まあそれでも予算が無いなりに楽しもう、ということです。
前日は雨だったので心配でしたがこの日は晴れました。
朝から出て山鹿、菊池方面へ。
やってきました鞠智城
鞠智城とは、七世紀後半、大和朝廷の時に作られた古代山城(こだいさんじょう)というお城です。
勿論そんな時代なんで城郭なんかは無かったわけですが、ある程度の設備のあった縄張り、ということでしょうか。
時代背景としては、大化の改新とかの頃で、朝鮮半島に百済、新羅、高句麗という国があり、中国は唐。そして当時日本が肩入れしていた百済が新羅と唐の連合によって滅ぼされてしまい(同時に大陸から多数の人が渡ってきたようである)、それらの日本進出に備えるために作られた城のひとつです。
防人の頃ですね。
九州の日本海側にはそういったお城が沢山あって、役目としては太宰府を守るためだったよう。
鞠智城は太宰府からはかなり遠いので、後方補給基地として作られたという説が一般的です。
同じ時代には畿内へ向かって今で言う山陽道の方にもいくつかお城が作られていたとか。
ちょっと前のイベントで城プロに登場した鬼ノ城もそういったお城の中の一つだったそうです。
ちょっと小さいですが付近はこんな感じ。
ちなみにこの日は色々とイベントが行われていていました。
晴れていましたが冷たい風が結構な勢いで吹いていて、絵を描くイベントに参加していた人の中には画用紙が飛ばされていた人も。
以前にも来たことはありましたが入り口近くしか見たことがなかったので、今回はある程度縄張りを巡ってみようと思いました。
地図で見ると左下の方へ下って、中央辺りから登り直して上の方へ。周遊できるので来た道を戻るという形ではないです。
とことこ歩いて移動。ちょっと下ると草木に遮られてあまり風は感じられなくなった。
色々と生え放題で落ち葉が凄い。雨が降っていたらつるっと行きそう。
とはいえこんな感じに整備されている所もあって、弁当広げてピクニックというのも良さそう。この日はご飯食べて来ちゃいましたが。
ちなみにバーベキューは禁止です。
門から戻って土塁に登り、
振り返って見るとこんな感じ。
そして土塁を降りると……
ルートでは無い方向に隧道らしき物が見える。こういうのは大好きなので行ってみると
これは確かに隧道だ。こんなとこがあったのか。流石に古代には無かったのだろうと思いますが。
先(というより内部?)が気になる!というわけで歩いてみました。
中は真っ暗。ゆっくり歩いて一分ほどかかる。
入った側は多少の石組みがあったのですが、出た側は
こう。本当に天然。
ちなみにその先にも小さいながら二つほど隧道がありまして
これと
これ。
三つ目の隧道の先には民家があって、生活道路として利用されているっぽいです。
しかしこの手掘り感がいい。
戻りも撮ってみました。
さて、下にある門を回ったのでそろそろ戻らないと。ということは登りです。
登るだけ登ったら灰塚、という丘の上まで行きました。
ここは眺望が抜群で
こんな具合。
初めてパノラマ写真機能を使ってみることに。これでいいのかなぁ?
あ、あれは……?
実はこの後行きます。(元々行く予定でした)
そしてここで失敗。飲み物を携帯しておらず、いい加減喉が渇いて仕方が無い。
なので地図内だと右上側の方面には行かずに戻ることに。
戻ってくると復元された建物があるエリアへ。
小学校くらいで習う高床式の倉庫とか。
ちなみに柱を支える敷石(の位置)は史跡としてすぐ傍に保管されています。
他にも正倉院と同じ、校倉造りで復元された米倉
裏側からだとこんな感じ。
物見櫓兼時報の太鼓置き場。
勿論復元された物なので実際この通りの物が建っていたのかは解らないですが、良くできてるもんだと感心します。
ちなみに内部は柱だらけ
中央にある心柱と周りにある柱で建物を支えています。構造的には心柱には大して重さはかかっておらず、免震装置的な役割を果たすんだとか。奥が深い……
さて喉の渇きを潤し、ついでにトイレを済ませてどうした物かと思っていると
鞠智城をモチーフとしたゆるキャラ、「ころうくん」が現れた。
早速子供に囲まれちゃっているよころうくん。そういえばイベントスケジュールにころうくんが来ると書いてあったなあ。
というわけでポーズを取って貰いました。
ありがとうころうくん。
さて、それでは次があるのでそろそろ行くことにしましょう。
次に来たときは行けなかった所を回ろう、そして
飲み物は忘れずに。
続日本百名城にも選ばれている鞠智城。皆様も是非。
飲み物は忘れずに。
高解像度の画像(無加工、動画はありません)を纏めてみましたので見てみたい方はこちらからどうぞ。
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