安田顕さんが企画者の、ドラバラ第二作目作品。
高校を中退し、再び定時制高校に通う青年がボディビルを通して友情、そして強さとは何かを学んでいく。
と、いうことなのですが……なかなかに荒唐無稽なお話で色々と突っ込みどころもあります。
兎にも角にも見るべきは、大泉さん扮する魔池龍(まいけりゅう)と鈴井さん扮するタカユキ(ペットの猿)。
要はマイケル・ジャクソンとバブルスなのですが、魔池龍はやけに似ており、歌っているときの声まねも秀逸。
大勢でダンスするミュージカル風のシーンもあり、常に一緒に登場するタカユキのフリーダムな動きも面白い。
鈴井さんは元々物語のキーマンとも言える用務員役のみだったらしいのですが、出番が少ないからと言うことで急にタカユキの役が作られたのですが、どちらかというとタカユキ役の方が気に入っていたのではないでしょうか?
用務員さんはシリアスな役どころなので、演者としてのメリハリとか、色々凄いなーとも思いました。
ホワイトストーンズの時のように補完されるのかは解りませんが、説明不足な部分もあるんですよね。物語開始時に恋人同士だったジョーとアッキーの仲はどうしてあそこまで急に悪化していったのか、きっかけはそもそもなんなのか。あまり見返していないので見落としているのかもしれませんが……
そして安田さんがロサンゼルスへロケに行ったときに格安航空券の座席が狭いという事が出ていましたが、あれは非道いですね。そりゃあエコノミークラス症候群になっちゃうわけですよ。しかもロス行き編はオチも非道いっ。
安田さんと音尾さんは結局プロテインを飲み続けたのか?ジムに通う前と後の体つきはどれくらい違うのか?並べてみてみたい気もします。
ヒロインの出番はやけに少なく(まあ元々そこまで主人公と近しい間柄でも無いので仕方が無い部分もあるのでしょうが)て結果的に主人公を見直した部分はあるんでしょうが、それ以上にはならなさそう、という感じですよねー。
しかし超低視聴率だったのか-。しょうがないよなー。この作品で音尾さんをブレイクさせるはずだったらしいですが、これじゃ無理だよな-。(笑)